2012年12月29日土曜日

奨学生交流集会に学生39人が参加!

 12月26日(水)から27日(木)の2日間、越谷市内の研修施設「セミナーガーデン」で、第19回奨学生交流集会が行われ、学生39人、職員28人と医療生協理事1人の合計68人が参加しました。参加学生の職種内訳は、医学生5人、薬学生2人、理学療法学生2人、看学生30人でした。
和泉桂子先生を囲んでの記念撮影
 毎回、学習テーマを決めて学び考える奨学生交流集会。
 今年は「『食の安全』から考える医療者の役割~大丈夫?あなたの食事!? どう守る?患者と家族!!~」というテーマについて、4つのステップにそって、7班に分かれた班で学習と討論を進めるという企画で行いました。
 ステップ①は、食の安全をめぐる現状や問題点を知る企画です。26日の午前中に、家庭栄養研究会顧問の蓮尾隆子さんを講師にお招きして、「『食の安全・安心』を考える~食の安全・安心を脅かす不安定な食糧基盤&放射性物質汚染と内部被ばく~」の講演を聞き、SGD(スモール・グループ・ディスカッション)を行って学生同士の感想交流を行いました。
 ステップ②は、26日午後に行ったフィールドワークです。
 各班の学生が、4コースに分かれて食の安全に関わる現場を見学しました。
 Aコースは埼玉協同病院の給食部門(食養科)、Bコースは農業生産者、Cコースは食品や商品の安全性を検査する検査センター、Dコースは、放射性物質汚染のホットスポットになってしまった三郷市の「三郷のこどもを放射線から守る連絡会」です。
 その後のSGDでは、現場に行って見聞きした体験や実態を各班に戻って報告を行いました。
 ステップ③では、27日午前中に、食と医療との関わりや医療者の役割を考える学習講演とSGDを行いました。講師として、埼玉協同病院・小児科部長の和泉桂子先生から「小児科における食の重要性~栄養相談と食物アレルギー~」についてのお話を聞きました。
 ステップ④は、各班での学びをまとめるグループワークです。2日間で学べたことを各班で模造紙にまとめながら、「食の安全のための提案・提言」を作るという作業を行いました。
 そして、全体会で7つの班から発表を行って、学びを交流しました。 
 交流集会では、学習だけでなく楽しく交流する企画もあります。26日夜の夕食交流会には、学生たちの先輩である埼玉協同病院の若手看護師たちも合流し、ロシアンルーレットゲームやビンゴゲームなどで、楽しく交流しました。
 「すごく楽しく交流でき、たくさんのことが学べました!」「他職種の学生とこんなに話せたことは初めてです。多職種参加型のチーム医療を感じることができました!」「夜の交流会で先輩職員とたくさん話せて楽しかったです!」「来年を楽しみにしています!」などなど…参加学生から感想をもらいました。
 事前準備が進まず大変でしたが、実行委員会で企画づくりを進めた学生、助言者として協力してくれた職員、フィールドワークを受け入れてくださった方々など、多くの方たちの協力で良い企画ができたかなぁ…と思っています。来年はもっと良い奨学生交流集会にしていきましょう!
 (学習講演やフィールドワークなどの内容は、来年に紹介します。お楽しみに!!) 
(担当:T・H)